組織・⼈事支援
2025.09.13
新潟市立高志中等教育学校にて、中高6学年を対象とした「総合的な探究の時間」のカリキュラム伴走支援を実施いたしました。
株式会社And threeは、新潟市立高志中等教育学校において、「総合的な探究の時間」における年間カリキュラムの設計伴走から講師登壇、外部人材の招集・運営までを一貫して担当させていただきました。
学校現場の教員の皆様と同じ目線に立ち、生徒一人ひとりの「自律的な問いや自己理解」を引き出すパートナーとして、年間を通じた学習プログラム構築をサポートしています。
2026年7月9日には、中学3年生全生徒(約160名)を対象とした「プレゼンテーション講習会(中級)」を開催いたしました。講習では「相手に伝わるプレゼンテーションとは何か」を軸に、情報の整理法から表現の工夫、文科省ガイドラインに準拠した生成AIの適切な活用法までを体験的に学べる場を提供いたしました。
■ プログラムの概要・設計:単なる手法論にとどまらない、6学年一貫の「学びの型」づくり
高志中等教育学校での取り組みでは、中1から高3までの発達段階に合わせ、生徒が段階的に「問いを立て、深め、表現する」プロセスを提示しています。
地域社会人・外部人材との「ゲスト対話会」企画・運営
地域で活躍する起業家や企業人など、約20名の社会人ゲストを招集。
「教えてもらう(タテの関係)」ではなく、ありのままの生き方や試行錯誤を語り合う「ナナメの関係」を軸とした対話の場を事前調整から当日の進行管理まで一括して構築。学年を越えた縦割り探究ゼミ(サンゴーゼミ:〜2025年度)
中3・高1・高2の縦割り班(約340名・20班)に対し、公募・研修を行った大学生アドバイザー(約30名)を配置。答えを教えるのではなく「問いかける」関わりを通じて、生徒の主体的な探究活動を加速させるサポートを展開。
【7月9日 プレゼンテーション講習会の構成(45分)】
オープニング:相手に届くプレゼンテーションと単なる「発表」の違いを定義。
自分の意見を掘る(ワーク):「情報」と「自分の意見」を分け、「なぜ?」を深掘りする技術を体感。
相手を巻き込む技術:視線の配り方、意図的な「間」の取り方、聞き手の反応を交える「地蔵ワーク」を通じた体感型学習。
著作権と情報マナー:フリー素材の正しい扱い方や引用ルールなど、発表前に自校・自身で確認できる基準の習得。
思考の壁打ちとしてのAI活用:生成AIを「答えを出す装置」ではなく「自分にはない異なる視点を得るための壁打ち相手」として活用する具体プロンプトの実演デモ。
■ 当日の様子・参加者の変化:受動的な講義から、自ら「試したくなる」体験へ
当日の講習会では、一方的に講義を聞く形式ではなく、生徒同士で発表やフィードバックを繰り返すワークショップスタイルを採用しました。
「相手の表情や相槌によって、いかに話しやすさが変わるか」を体感する実験ワーク(地蔵ワーク)では、静かだった会場が一気に活気に包まれ、生徒たちが「届けるための工夫」に主体的に向き合う変化が見られました。
また、単に綺麗にまとめる技法ではなく、「Zの法則」や「1スライド1メッセージ」といった心理学的・視覚的理由とともに提示することで、納得感をもって自身の発表スライドを見直す姿が印象的でした。
【参加者の皆様からの声(一部抜粋)】
受講した生徒の声
「『発表すること』と『相手に伝わること』は違うということがよく分かりました。事実だけでなくストーリーを交えることや、スライドに文字を詰め込まずキーワードを際立たせる工夫など、早く自分のプレゼンを作り直したくなりました」(中学3年生)
「地蔵ワークをしてみて、話し手だけでなく聞き手の態度や反応も、良いプレゼンを作る鍵なのだと実感しました。話す時の間の取り方や視線の配り方も意識していきたいです」(中学3年生)
「今までは空白を埋めるためにイラストや箇条書きをたくさん載せてしまっていましたが、余白の役割や『1スライド1メッセージ』の意味を知ることができました。AIの使い方も条件の絞り方が分かり勉強になりました」(中学3年生)
活動に関わった大学生アドバイザーの声
「生徒をサポートする立場での参加でしたが、生徒たちのレベルの高い発表や熱量に触れる中で、自分自身が前のめりになっていました。問いかけを通して主体性を引き出す難しさと面白さを実感できました」(大学生アドバイザー / サンゴーゼミ0期生)
「探究の成果物だけでなく、そのプロセスの大切さを学べる素晴らしい現場だと感じました。自分の中学時代にもこんな学びの場があったらよかったなと思います」(大学生アドバイザー / サンゴーゼミ0期生)
■ 同様のご課題をお持ちの学校関係者・自治体・企業担当者様へ
「探究学習を導入したものの、単発のイベントで終わってしまう」
「生徒の主体的な問いを引き出したいが、教員の指導ノウハウや人的リソースが不足している」
「地域や社会人との接点を作りたいが、コーディネートや打診・運営の負担が大きい」
「生成AIの安全で実践的な活用ガイドラインを学習現場に落とし込みたい」
株式会社And threeでは、教育機関や地方自治体、企業の育成担当者様と伴走し、単なるノウハウの提供にとどまらない「現場が自走できるプログラム構築」を行っています。
学習指導要領や最新の行政ガイドライン(文科省の生成AIガイドライン等)に準拠したカリキュラム設計から、地域の社会人・学生といった外部人材を巻き込むエコシステムの構築、教員向け研修まで、ご状況に応じた柔軟なサポートが可能です。
プログラムの企画設計や授業・研修の実施、外部人材コーディネートに関するご相談など、まずはお気軽にご連絡ください。
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