組織・⼈事支援
2026.01.22
公民の「視点のジレンマ」を体験で解消する|公民越境シミュレーション「Local Shift」東京体験会を開催いたしました
東京都渋谷区の国連大学ビル内「GEOC」にて、自治体職員・公務員の皆様を対象とした公民越境ロールプレイ「Local Shift(ローカルシフト)」の体験会を主催・実施いたしました。
近年、多くの自治体で「公民連携」や「市民協働」が重要視されています。
しかし現場では、「行政として適切な法規や基準に基づいて説明しているものの、民間や市民のスピード感やニーズとの間で合意形成に時間を要してしまう」「前例のない新規案件に対して、どのようにリスクを管理し説明責任を果たすべきか悩む」といった、特有のジレンマが少なくありません。
本プログラムは、こうした現場の課題を個人のスキルの問題として片付けるのではなく、行政と民間でそれぞれが背負っている「組織としての役割や論理の違い」から生じる構造的ギャップを、シミュレーションを通じて体感・解消する越境型研修です。
■ 「Local Shift」のプログラム構造と特徴
単なるノウハウの共有や説得のスキルアップ研修ではなく、架空の自治体を舞台に、リアルな利害調整や制度上の制約を内包したケーススタディへ没入する設計となっています。
多様な「組織の論理」への没入体験
参加者は「行政A(窓口担当:法令順守や前例との整合性、公平性の担保を重視する立場)」「行政B(企画担当:事業の実現可能性や新たな打開策を模索する立場)」「民間事業者(収益性の確保とスピードを重視する立場)」など、ランダムに割り振られた役割(ロール)になりきります。現場のリアリティを再現したケーススタディ
Case A:公園活用(規制と運用の壁) 論点:設置管理許可 vs 公平性の担保(民間「カフェで収益を上げ、その収益で公園を管理したい」/行政「営利行為の制限や公共スペースとしての公平な利用環境を守りたい」)
Case B:営農型太陽光発電(合意形成の壁) 論点:農地転用許可 vs 地域住民の合意形成(民間「耕作放棄地を再エネ事業で有効活用したい」/地域「景観や周辺環境への影響への懸念、地域との信頼関係の構築」)
「シミュレーションによるリスクフリーな経験」と多角的視点の獲得
実務の現場では慎重にならざるを得ない「交渉の難航や決裂」を安全に経験し、構造的な限界や各セクターの制約を知ることで、「なぜ相手はその判断を下さざるを得ないのか」という多角的な景色(立場ごとの制約と欲求)を深く理解します。
■ 全国の自治体・官公庁・人事研修担当者様へ地方創生や公共施設の有効活用など、これからの自治体経営において民間や市民との適切な協働は必要不可欠です。しかし、双方の前提となるルールや時間軸が異なるため、時として意思疎通の難しさが生じます。
「Local Shift」は、職員の「民間感覚・市民視点の深い理解」「柔軟な課題解決思考の定着」、そして「公民連携プロジェクトを円滑に推進するためのマインドセット構築」に最適なプログラムです。職員の意識変革: 制度の制約を正しく理解した上で、どのようにすれば地域課題の解決に結びつけられるか、主体的に試行錯誤する姿勢を養います。
対話型ガバナンスの土台作り: 異なるセクターのロジックや背景を可視化することで、現実に即した合意形成力・調整力を引き上げます。
単発の体験ワークショップの開催から、実際に直面している地域課題や特有の規制・条例に合わせてシナリオをカスタマイズする「オリジナル研修設計」まで、柔軟に対応いたします。
「職員の公民連携・協働マインドを計画的に育てたい」「形式的な座学にとどまらない、職員が主体的に気づきを得られる体験型研修を導入したい」という研修担当者様は、企画段階からでもどうぞお気軽にご相談ください。


採用について
チームのビジョンに共感し、共に前進できる仲間を探しています。一緒に働いてみませんか?
採用情報はこちら